Q. シュラスコで焼きパインを食べる綿菓子かんろって、な~んだ?
A. アバカシかんろ

Portuguese
abacaxi m (plural abacaxis)
- (Brazil) pineapple fruit
- Synonym: (Portugal) ananás
- (Brazil) pineapple plant (Ananas comosus)
- Synonyms: (Brazil) abacaxizeiro, (Portugal) ananaseiro
- (Portugal) a certain fragrant, sweet cultivar of pineapple
- (Brazil, colloquial) a difficult situation
(wiktionary英語版より)

こんにちは。
綿菓子かんろさんの健康を絶対に守り隊隊長、音楽オタク兼小児科専門医のイルリキウムです。今日の体調はいかがですか。
(小児科は、生まれた瞬間の新生児から中学卒業までの15歳の子を主な診療対象としていますので、公式サイトのプロフィールで2023年10月生まれとなっている綿菓子さんは小児科で間違いありませんね(?))
このところ私は、綿菓子かんろという存在に"氣"づいてしまった世界線の人生を謳歌しているので、ここらで自伝的にその歴史を振り返るやつ、やらせていただきます。
自分の音楽遍歴の振り返り
胎教からクラシック音楽をしこたま聴かされ、小学校低学年からピアノを習っていた私。もちろん小学校では吹奏楽部に入部し、地元の吹奏楽団体にも参加する。まだまだ音楽耳は古典漬けだ。グッチ裕三とかいう神のせいで、洋楽にもそこそこ触れていただろう。ビートルズやABBA、MJはCDが何枚もあったので聴いていた。
一方で、小6ごろには既にインターネット揚げ浸しホモサピになっていたことから、東方をはじめとしたゲーム音楽が耳に入り始める。テクノ、エレクトロに端を発し、フュージョン、オルタナ系なども楽しめるようになった。
大学1年生。ここでWUGを推し始めたのが大きな転機だろう。MONACAという音楽制作集団を知り、音楽の知識とアキバ系の素養が合流し、渾然一体となった。大学5年生のとき(2018年)にTwitterアカウントを開設。同じ趣味を持つ音楽オタクたちに触発され、インターネットで楽曲解析や演奏動画の発信を、少ない頻度ながらも始めることになる(ネットに触れた当初はこんなにネットで自我を出すなんて考えられなかった。当時はそういうのは怖い大人のやることだったので)。
同人音楽界隈なるものを知ったのもこのころだろう。2019年にはアイカツ!オンリーイベントの芸カに一般参加し、朋友・なまおじ (@namaozi) と初めて顔を合わせている。
時は遡る。ASMRが「音フェチ動画」と呼ばれていたころから、私はこれらのファンであった。DLsiteで音声作品を買っており、好きなサークルさんもいくつかあったため、M3の存在は同人音声経由で知っていたのだ。実際にM3に顔を出すのは、これまた仲良しのまくら (@makura2424) が主宰を務めるサークル・MOタクがコンピアルバムを出し始めてからのことになる。
わたかん発見からの振り返り
「綿菓子かんろ」の名前自体は、おそらく2024年には目に入っていたはずだ。TLで『リサージュの風景』を話題にしているアカウントは複数あったと思う。しかし、当時の私は新規の音楽開拓に熱が入っていなかった。VTuberの文脈では、Palette Projectに興味が湧き、そのオリジナル曲について激重感情を綴るブログを書いているが、狭い範囲に集中して熱量を注いでいたため、『リサージュ~』には触れることが無いままでいた。
同年に『クヴェールと貼箱』がリリース。このときもなぜか私は気付けていない。結婚、引っ越しなどが絡んで私生活が慌ただしかったのもあるだろう。
2024年から、なんとなく「もっとたくさん音楽聴きたいわな~」と思っていたとは記憶している。おそらく、前述のSputripの記事を書くためにシティポップのことを調べて、インプットの量が一時的に増えたからだろう。これに引っ張られて、気になる曲は聴いていくぞ、と決意したのが、おそらく2024年も末になってからだ。
あ。もうひとつ。2024年10月に、サークルのOBライブで演奏する機会があった(私は現役時代サークル員ではなかったが、サークル員だった無二の親友が私の音楽歴を高く買ってくれており、よくキーボードでサポートに入るのである)。Casiopeaや山下達郎、Shakatak、Stevie Wonderなど、好みのジャンルばかり演ることができて、これまた、音楽に関わろうという機運が高まっていた。
2025年1月。ようやく『クヴェール~』を聴く。怖くなった。この作品を聴いていなかったことが。
TLで見かけてピピっと来たから聴いてみましたが……これなに!??!??!?!?!?
— イルリキウム/43Tc (@I_verum43) 2025年1月27日
久々に言います。「全曲刺さった」と。
私にとっては上田麗奈『RefRain』以来の衝撃と言ってもよい。奇しくもTr.1はオマージュと思しき一曲。綿菓子かんろ×Talich Helfen、恐るべし……!https://t.co/XT9xsUyG4c
ふつう、いくら好きなアーティストでも、アルバムに1, 2曲は「これは良い曲だけど、私の趣味ピッタリではないね」という曲があるものだ。『リサージュ~』にも『クヴェール~』にも、そんな曲は無かった。無かったのである。そして聴けば聴くほど、好きなポイントが滾々と湧き出てきた。こんなアルバムがあっていいのか? アレンジャーは誰だ??
ここでようやく、Talich HelfenというX-manが存在することを知る。一平先輩、V/R Cのことも、1週間としないうちに知ることになる。
綿菓子かんろという存在がVTuberのphenotypeを取っていることが効果的だった。VTuberは、私がここ数年で受容し、好意的に見るようになったジャンルだ。ここでも、"VTuber"と"音楽"という趣味の2つのラインが合流して混ざり合ったのだ。「私の好みドンピシャの音楽を提供してくれる音楽家」というgenotypeだけでは、もしかしたら、ここまでハマっていなかったかもしれない。いや……そんなことはないか。どうだろう。今となっては分からないことだ。
ただ、私が彼女のファンになったのには、別の要因も挙げられる。綿菓子さんが「興味の幅を広く持ち、知識を貪欲に手に入れるタイプである」こと。私は物事を深く考えられる人間が好きだ。ひとつひとつの言葉に意味を見出し、大切に紡いでいく人間が好きだ。植物やカフェなど、至近距離で生活を彩るものに注意を払える人間が好きだ。彼女はそれに当てはまっている。
私の好みの音楽を作り出す人間が、私の好みの性格をしているなんて、すこし、都合がよすぎる気がする。
歌われた好きな曲たち
これまで歌枠で歌われた曲のうち、私にとっても思い出深いものであり「わ゛か゛っ゛て゛ま゛す゛ね゛!!!」と思わず利き手で膝を殴りつけた、そんな作品をいくつか選んで、この記事を結ぼうと思う。
なお、私の右手と膝は超合金でできておりいくら殴っても怪我はしない。その代わり、ご近所一帯にガキィィィンと金属音が響き渡るため、我が家には鍛冶屋が住んでいると思われており、一説に私はSmithさんと呼ばれているとか。ところで超合金って何と何の合金?
※この項目は、しろ(群)さん作成のサイト「綿菓子かんろ 歌枠セットリストまとめ」と、yukiさん作成のspotifyプレイリスト「綿菓子かんろ歌枠プレイリスト」の寄与無しには完成しませんでした。ありがとうございます。
・BLOODY STREAM/Coda
作詞:こだまさおり
作編曲:大森俊之
イントロがおかしいって。「Tank!」みたいなヒキの強さのホーンセクションが、「Tank!」の3倍くらい続く。これのおかげで一気に最後まで聴いてしまうもんな。音ぶつかってるよね? 面白い……。
富永TOMMYさんより、Codaさんの方がだいぶ明るい声質なので、曲調にも合ってて良い。ジョセフはこうでなくちゃ。
・You're stars shine on me/アナスタシア (CV: 上坂すみれ)
作詞:貝田由里子
作編曲:BNSI(小林啓樹)
デレマスのCINDERELLA M@STERシリーズは、001から048、あるいは051までは発売日に買っていたと記憶している。3枚セットになったあたりまでだ。たぶんここらへんで私は入職して、それどころではなくなったんだろう。アナスタシアはめっちゃ聴いたね……。ピアノメインだし。似た構成のコードが連なるので、指が自然に動いてまあまあ弾きやすいという。
・アンチグラビティ・ガール/月ノ美兎
作詞:MC TC
作編曲:TAKU INOUE
アングラだ! アングラ! TAKU INOUE(尊敬の呼び捨て)のこういうメジャーコードまっすぐの曲たち、めっちゃ泣けるんだよ。これもだめだ。泣いちゃう。一番泣けるのは「Good-Byes」。←いつか歌ってほしい~~。実は、アルバム『SMASH The PAINT!!』を初めて聴いたとき、月ノ美兎がどんな存在なのかをよく知らなかった。石濱さんの「サンデーサンデー・フルーツフール」を目当てに手を出したからなあ。
・エイリアンズ/キリンジ
作詞・作曲:堀込泰行
編曲:キリンジ、冨田恵一
さすがに名曲すぎた。人間は誰もがこの曲にまつわる思い出を持っているんじゃないか。綿菓子さんがキリンジ好きだと分かったとき、「あ、そりゃそうだよな」と腹に落ちたのを覚えている。なんでかな。耳を信頼できる人は、大抵キリンジが好きなんだよ。
・カワキヲアメク/美波
作詞:美波
作曲:美波
美波さんというシンガーに痺れたのはこれを聴いたからだ。でも2022年くらいだったかなあ。すごい曲を見つけてしまったぞ……と戦いたけど、MVの再生回数は億のケタになっていてアッ スミマセンという気持ち。アニメタイアップ曲だったのか。あと、あめく【叫く】という単語を初めて知りました。
・トリノコシティ/初音ミク
作詞:40㍍P
作編曲:40㍍P
これまたピアノメインだからですね。この頃の40mさんの曲はかなり好きだった。妄想スケッチ、キリトリセン……高校の選択音楽の授業でからくりピエロを弾いたのも……え? 15年前? ワハハ
・フィクサー/flower
作詞:ぬゆり
作編曲:ぬゆり
イントロのリフ、未だによく分かってない。キャッチー、だけじゃない、引っ掛かりがあるコード……。その中毒性にやられて聴いちゃうんだけど。ぬゆりさん、『plotoplan』も含めて色々聞いたけど、やっぱりフィクサーが一番ハマった。
・もうそう☆えくすぷれす/千石撫子(花澤香菜)
作詞:meg rock
作編曲:神前暁 (MONACA)
恐るべし神前暁。これA-B-Cメロとして、[B-C]がまとめてサビだと思ってるんだけどそれでいいですか。Cメロの6243がじっとりしてて良いですよね~。〈ありえない〉の♭ⅲ(これマイナーブルースか)も良いですよね~。あと最後に〈せーの〉が配置されてるのも良いですよね~。誰が考えたんだ。
・メトロポリタン美術館/大貫妙子
作詞・作曲:大貫妙子
編曲:清水信之
ぜっっったいみんなのうたで観た! と思ってるのに、放映されたのは私が産まれる10年前ときた。再放送かなぁ。人気曲だからリバイバル放送とかもしてるだろうな。〈だいりせきの だいのうえ〉って繰り返してるのすごい。勇気要るんじゃないか。あと大貫さんがmuseumのsをきっちり/z/で発音してるのがツボ。そのほうがお洒落になるね。
・花火/aiko
作曲・作詞:AIKO
編曲:島田昌典
異常。作曲家でもないのに、才能のある人はこういう曲を書くんだ、と打ちのめされた。なんというか、aikoが作曲したというか、音側からaikoに歌われにいっている気すらする。こんなに気持ちよく歌える曲もなかなかない。ちなみにaikoで一番好きなのは「あの子の夢」です。美しい。
・逆光/坂本真綾
作詞:坂本真綾
作曲:伊澤一葉
編曲:伊澤一葉、江口亮
わっち。わっちが天才ですありがとうございました。東京事変大大の大好きですけど、事変のわっち曲に負けない。このメロディがすごい21世紀受賞。
・逆光/坂本真綾
— イルリキウム/43Tc (@I_verum43) 2018年7月25日
ぶっ刺さりました。狭い動きと広い跳躍を思い切り使った、わっち(伊澤一葉氏)圧巻のメロディライン。サビ前のHMP↓5を用いたドミナントモーションにウキウキ。サビは半音のベースラインが最高。ラスサビの転調も絶品(画像参照)! 真綾さんの表現力も!https://t.co/I1TLlFEIbx pic.twitter.com/dRq2200gGw
いま↑の画像を見ると、〈まぼろしとしりながら〉はレ♭-ミ♭-ファと取るのが音のシーケンス的には自然かな。転調後との比較もあってシャープで書いちゃったけど。
・熱帯夜/RIP SLYME
作詞:Luis Gonzaga, David Nasser Zedantes, Rip Slyme
作曲:Luis Gonzaga, David Nasser Zedantes, Rip Slyme
「RIPみたいなの聴くの!?」これね、リア友にはよく訊かれますが、聴きます。かなり好きだよ。中学のときに陽キャたち(仲は良かったよ念為)と一緒に選択体育のダンスに参加して、RIPの曲何曲か踊った後から好きだよ。そういえば、ヒップホップを聴き始めた契機はここらへんかも。RIPは音楽の作りが凝ってて、テンションコードが渋いのもいいね。ちなみにRIPだと「ブロウ」、お勧めです。
・恋?で愛?で暴君です!/Wake Up, Girls!
作詞:畑亜貴
作編曲:田中秀和 (MONACA)
これ挙げなかったら嘘になるので。私の人生が。綿菓子さんには「スキノスキル」も似合うと思いますよ……(小声)
・異邦人 -シルクロードのテーマ-/久保田早紀
作詞・作曲:久保田早紀
編曲:萩田光雄
めためた好き。あんなにインパクトのある冒頭から、これまた耳を掴むピアノのフレーズ。イントロでどれだけやれば気が済むんですか!? 最後のファ-レ♭-ド-ラ♭-ファの下りが気に入って、自作曲にも取り入れたことがありますよこちとら。しかし、当の久保田さんはシルクロードなんて全然イメージしていなかったという悲しみ……。
・このピアノでお前を8759632145回ぶん殴る/猫村いろは
作詞:SLAVE.V-V-R
作編曲:SLAVE.V-V-R
SLAVEさんの曲、なぜ聴いてしまうのだろう。パキっとしたピアノが好きだから、とりあえずタイトルとか歌詞は置いといて聴くうちに、絆されちゃうんだろうな。最初に聴いたのは「んっあっあっ。」なので、何だこの人は……って印象だったけども。
・trick and treat/鏡音リン・レン
作詞:OSTER project
作編曲:OSTER project
あのね!!! ボカロは黎明期から!!! 聴いていて!!! ギャーやめろ連れて行くなOSTERさんなら「ちょこまじ☆ろんぐ
・絶対的な関係/赤い公園
作詞:津野米咲
作編曲:津野米咲
津野米咲なんだよね。つのまいさんはすべての音楽シーンに偏在してるんだよね。この曲はドラマタイアップだったり100秒とかいう短さだったりでやたら有名だけど、たぶん、つのまいさんをよく知っているファンの人なら、この曲に込められた情念みたいなものにやられちゃう部分があるんだと思う。赤い公園を追えていなかったのが悔やまれるな。いいバンドすぎるだろ。
MCVの求め方が覚えられない、とぼやいている医学生は割と多い気がしている
なぜなら私がそうだったから。
イルリキウムです。
MCVなんて、Hct[%]をRBC[×106/µL]で割って10掛ければいいだけなので、クソ簡単。パラメータ2個しか使ってない。時間と道のりから速度を求めるのと一緒。

なのになぜ、覚えにくいとかいう話が出てくるんでしょうな?
① 反復練習しないから
速度を求める操作は、ドリルで嫌というほどやらされる。車も人も電車も、移動する者はすべて移動させて、我々はその速度を求めさせられる。
大学生には、そんな反復練習用のドリルは与えられない。
そもそも20代になってから覚えたことなんてそう簡単に定着しないんだから、反復練習して、右肩下がりの忘却曲線を打ち返さなくてはならないのに、だ。
② 大学受験が終わってゼーハーだから
MCVひとつ覚えるくらい、大学受験勉強中だったらみんな余裕だったのではないか。もっと覚えにくいことをたくさん覚えてきているはずだ。
いわゆる「燃え尽き症候群」というやつか。合格して力が抜けちゃうのだろう。医学部生の1, 2年次なんかひどいもので、いくつかの学部生が集まる一般教養の教室において最もやかましいのは、基本的に医学部なのである。恥ずかしいったらありゃしない。"チャラ医学部"と揶揄されているのは、うちの大学だけだろうか?
③ 医学書や解説本には、ズルい計算方法は書いていない
医学書ってのは真面目なのだ。最近は、イラストを含んだり、会話形式にしたりして、分かりやすく書かれた医学解説書も増えた。看護師さん向けの本もかなり使いやすい。
でも、こんな簡単な式を、わざわざ覚えさせようという意図をもって、紙面を割いてくれている本にはなかなかお目にかかったことがない。
④ 現場ではMCVなんて自動計算で出てくるから
これが大きな理由かもしれない。
血液検査をすると、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの値が表示され、その下にほぼ必ず「MCV」「MCH」「MCHC」が続く。
後者3つの指数は、前者3項目から計算で導出されるものなので、別に表示されなくても手計算が可能だ。しかし「お医者さんは忙しいからその手間を省略させてあげよう」というメーカー側の厚意で、機械が計算してくれているのだ。
だから、医学生が試験のときだけがんばって覚えたMCVの計算方法も、臨床をやっているうちに忘れるのである。
**********
駄目だろ。そんな思考停止してちゃ。
少なくとも3つくらいは、無理やり導き出す方法が思い浮かぶ。そしてこれは、臨床で使う様々な公式にも応用が利く考え方だと私は思う。というわけでメモっておくことにしよう。
A. 意味から導出
赤血球にまつわる検査項目はいくつかあるのだが、
・RBC [/µL]:1µLの血液あたりに入っている赤血球の数
・Hb [g/dL]:1dLの血液あたりに入っているヘモグロビンという物質の質量
・Hct [v/v%]:単位体積の血液あたりの、赤血球が占める体積のパーセンテージ
ということは、さすがに! さすがに知ってるでしょう。
じゃあMCVってなんなのかって言うと。MCVのVは「volume(=体積)」のVだ。赤血球1個あたりの体積なわけ。
だって、MCVが低い人たちのことを「小球性貧血」っていうじゃないですか。
「小さい球」なんだから、赤血球の体積に決まってる。
(なぜか式が覚えられないのに、「小球性低色素性貧血」という言葉は、鉄欠乏性貧血と結びつけて覚えている人が多い。次から次へと降ってくるテストに呑み込まれて、1対1対応の試験対策に溺れてしまう、医学生あるあるだ)
最初の3項目を使って、赤血球1個の体積を求められないだろうか?
とりあえず血液が1µLあるとする。まずはHctを使えば、1µL中の、赤血球をギュッと固めた部分だけの体積が分かりそうだ。
そしてその体積を、1µL中の赤血球の数で割れば、赤血球1個の体積が分かりそうだ。
ハイこれ。

だからHctをRBCで割るんですね。
ただし、MCVの単位はフェムトリットル(1Lの10-15倍)で表すことになっている。マイクロは10-6。この調整がやや面倒くさい。
【例】 もちろん有効数字は無視
Hctが45%、RBCが500万としよう。
血液1µL中の、赤血球だけの体積は、1µLの45%なので、45×10-2[µL]だ。
これを赤血球の数で割ると、(45×10-2)÷(5×106)=9×10-8[µL]だ。
1fLは、1µLの10-9倍だ。なので、9×10-8[µL] ×109 = 90[fL]。
うーん? 覚えること増えてない?
B. 単位から導出
さて、意味から考えるよりはやいのが、単位を考える方法である。このテクニックは、高校受験や大学受験の理科で使った人も多かろう。
つまり、[fL]という体積を最終的に導くのだから、質量を表す[g]とかが残ってはいけない。ゆえにHb[g/dL]はたぶん使わない。すると、HctとRBCを使うんじゃないか? という理屈である。
Hctが体積/体積の%で、RBCが[/µL]。最後にLが分子に残るようにするには、RBCを分母に置かねばならない。
余裕だ。余裕すぎ。
それぞれの指数が表す意味なんて考えていない。単位しか見ていないのだから。
しかしこの方法でも依然として、[fL]にするために10の冪乗で調整するという操作は付き纏う。
C. 正常値から逆走して導出
これが一番いい。特に、既に臨床に出ており、血算の正常値のイメージが染みついている人にとっては、この方法がもってこいである。
さて、先ほどの3つの数値だが、マジでざっくり正常男性の値を決めちゃうと、
・RBC [/µL]:500万
・Hb [g/dL]:15
・Hct [v/v%]:45%
こう。
これが計算が楽だからこういうことにする。
あともう一つ知らなくてはいけないのは、MCVの正常値である。たぶんこれも覚えようと思えば覚えられる。80~100だ。80fL未満が小球性。100より大きいと大球性。というかこの値のほうこそ覚えていないと、どうせ試験問題が解けない。
いっそのこと正常値を90ということにしてしまう。
上の3つの数字を睨みつけ、簡単な割り算で90を作ろうとすると……
ああ、【500万】と【45%】があるじゃん。
これを使おう。
つまりRBCとHctを使えばいいんだ。
この方法の威力は、10を掛けたり割ったりする調整が不要な点にある。
なんなら、RBCを[106/µL]として考えなくたっていい。
つまり、本来は500万なら「5」という数字にしなくてはいけないところだが、45を「500」で割ってしまってもいい。
45/500をすると、計算結果は0.09になる。しかしこんなMCVの値はありえない。正常値は90くらいになるはずじゃないか。だからあとから1000をかけて、90にしてしまえばいいのだ。
そうすると、自分の中でオリジナルのやり方が出来上がる。
「RBCを●万、とすると、MCVはHctを●で割って、1000を掛ける」
これは、本来の式である

と全く同じことをやっている。
もちろん「Hctに先に10を掛けて、RBC●百万の●で割る」でもよい。同じことだ。
さて、この方法の利点はさらにもう一つ。
MCHCまで求められてしまうというところにある。
「小球性or大球性」が分かったら、「正色素性or低色素性」を判定するのが貧血の鑑別におけるスタンダードだ。ここにMCHCが必要になってきますよね? じゃあ求めたいじゃないですか。
MCHCは、HbをHctで除し、最後に100を掛けることで求まる。
もちろんAの方法、意味から求めてもOK。
・MCHCは赤血球1個あたりのHb濃度[w/v%]である
・だから、MCH(赤血球1個あたりのHb質量[pg])をMCVで割るとよい
で攻めきれる。
Bの方法、単位から求めてもOK。
・最終的に求めたいのは[w/v%]。つまり質量/体積。
・だからHb[g/dL]を使って、[g]が分子に残り、[L]が分母に残るようにしたい。
これでHb/Hctは導出可能。
Cの方法なら以下のようにスマートだ。
・正常値は30~35%というのを覚えておく(どうせ覚えてないといけないので)。
・RBC [/µL]:500万、Hb [g/dL]:15、Hct [v/v%]:45%を睨む。
・15/45が見えてくる。
・つまり1/3なので、33%。ああなるほど、Hb/Hctだったんだな。
こう。
ただこれ、正直、ちょっと弱いです。
なぜなら、(45/15) = 3が見えちゃうと、【(Hct/Hb)×10】という誤った式を導出しかねない。
しかもRBCを使っても同じことがいえる。(500/15)=33もそれっぽい値になるし、(15/500)×100=30もなかなかやばい。
ということで、A, B, Cすべての方法をぼんやりと頭に入れておきつつ、ひとつの方法で迷ったら別の方法を試してみるのがおすすめということになる。
こんな小手先の姑息なテクニックでちまちまやっているうちに、いずれ覚えちゃうもんなんだから。単純接触効果である。
わたかんさん歌枠を聞いて思ったことを書く。字数が多くなりそうなのでブログに
10回記念歌枠𝕤𝕖𝕥𝕝𝕚𝕤𝕥🫶https://t.co/FiJ0Lkusnn
— Watakan Ch. 綿菓子かんろ☁️🍬 (@Wata_kanro) 2025年7月18日
後半につれなんだか思い出の解説が雑になっていきますね。これも味。
あと一部の人が発狂してくれていて大変良かった!!!ありがと!わたしもうれしいよ#わたかん放送局 pic.twitter.com/Am3irPRhjO
イルリキウムです。
今回のエントリは、記事として体裁の整ったものではなく、メモのようなものです。
通勤中に、綿菓子かんろさんというVSingerの歌枠アーカイヴを聴きながら考えていたことが色々あったので、読み返せるようにしておこうという意図です。
わたかんさんいつもありがとうございます。
ド新参ファンですがV/R Convertersさんの曲を聴いていたおかげで、今回の歌枠は("は"、というか、"も")大変うきうきと楽しませていただきました。
**********
1. おくすり飲んで寝よう
いやほんと大病されているので無理だけはなさらず……。
NSAIDs(→アスピリンとか、イブとかロキソニンとか。大人が使う解熱鎮痛薬の多くはこれですね)の連用による胃潰瘍はよくある副作用ですので注意喚起ありがたい!
「薬物使用過多による頭痛」、というものもあって。鎮痛薬の種類にもよるけど、月に15日以上を3か月以上続けるとリスキーなので気をつけたい。片頭痛の子たちには必ず説明してます。痛くないのに不安で毎日飲むみたいなのは避けよう。
2. あちこちデートさん
この曲、メロ取りにくくない?? ベースもどこ行くねんだし、コード追っかけらんないし。というわけで頭の中にメロの道筋が無いと歌えないと思うんですが、さすがお上手だ……。
いやね、メロディの連なりは綺麗というか、メロだけを抽出すれば、概ねスケールに乗ってるし、跳躍や半音移動も多くはないし、追いやすくはあるよね。歌ってみればそれはわかるんだけど、自分が歌うとなると、オケをあんまり聞けない。意識を持ってかれてしまうので。大変な曲だ。
3. 心臓デモクラシー
待って……? タイトル絶対聞いたことある……あっ……曲もどこかで絶対聞いたことある……。みきとP……あはぁ~~~ん???(記憶喪失)
リリースが高校時代なので、たぶん友人の誰かが聞いていたのだと思う。みきとさんのメロには強度がありますな。
確かに自分もサブスクばっかりになっちゃったな。アイマスのCDめっちゃ買い揃えてたけど……。思い返すと、小中学生のころはCDの貸し借りなどはよくしていた。放送部だったせいかテープレコーダーとも仲良しだったな。放送室の機材を使ってカセットへのダビングをしたり、自分らでラジオを収録してCDに焼いたりしていたものである。
4. みちくさイズム
アウトロの謎キメを一緒に歌うのが好きです。フュージョンが好きなのでああいうキメが好きなのです。
そういえば
Paper Rabbitを見損ねた私はどうすればいいですか
何かの間違いで委員長が切り抜いてうpしてくれるのを待つしかないですか
いつまでも待つわ……(あみん)
5. アマカミサマ
これもこれも! オケ聞いてもメロ取れない!! Helfenさんの仕業だな。個人的には、おくすり飲んで寝ようよりしんどい気がする。
私はわたかんさんのcoverに乗せて、サビの上ハモメロを歌うのが好きです。普通に難しいけど。おのれ田中。
6. コンコード
へー、この曲がクヴェールで一番人気なんだ! キャッチーさもあり、変拍子もあり、いいとこどりのランチ【松】みたいなイメージはあるからわかる。めちゃわかる。生楽器勢もとても良い音。しかし歌ってみた人たち、7拍子のところみんなどう思ってるんだい。どうなんだい。私は4分の(2+1.5)拍子みたいな感覚で取っているよ。だからどうした。
7. 憧憬と私
んん~~~~~いい曲だ!!!
2Aからドラベが入って音数が増えてくるみたいな曲、いいよね! わかるわかる。そしてもれなく泣いちゃうんだよな。パッと思いつくところでは、音無小鳥さんの「君が選ぶ道」ね。兵器でしょあれ。映画のストーリー知らなくても良い曲だって分かるよ。まあ私は映画観ちゃったのでバイアスかかってますが……。
8. 夢日記
数日前に初めて聴かせてもらいましたがほんとに素敵な曲ですね。
Aメロにみちくさイズムと同型のフレーズが出てきたので、もしや? と思ってナユタさんのガイドブックやらツイッターを見直したところ、裏リファレンスみたいな位置づけのようで。愛だなあ。音楽ってこういうことできるからいいよな。
9. 樹氷
晦渋な曲ですよね。でも、V/R Convertersさんの曲をちゃんと最初に聴いたのはたぶんこれで、「あー、Talich Helfenさんとゐつぺゑさんの曲ってこういう感じなんだ。最高」となり他を掘り始めたわけなので、凄く存在感のある曲。
間奏から2Aにかけてのオケと歌詞の絡みがめちゃ好き(絡み? うーん、曲全体が氷点下みたいな雰囲気を持ってるから、「絡み」という単語はちょっとイメージと合わないな。組み合わせってことね)。
まず〈氷面鏡〉という聞き慣れない言葉。本当に初見の単語で驚きつつ、それでも語感から冷涼な響きを受ける。次にヘルフさんの言葉をそのまま借りると「ルイス・コールみたいな」謎パート。ここすき。それに乗って、二字熟語がトン、トンと流れていく。意外と軽く歌われるのが絶妙で、ここを「玲ッ瓏ッ!!」とやっちゃう曲もあると思うんだよ。そうじゃない。この流れがいいんですよね。オケと詞が、背中合わせなんだけどがっちり手を取っている感じといいますか。keenな雰囲気を崩していないというか。難しいな~~。
そういや、次に「滄海桑田」というタイトルが来たので、「自然を感じさせる熟語で揃えるのかな?」と考えてたら、「ム自覚」で全然予想が違って笑った。
10. 毒
これも初めて聴いた曲だけど、長谷川白紙……っぽいな……ああ、やっぱりそうでした。
『草木萌動』はリード曲だけ聴いて、他は確かちゃんと聴けてない。ちゃんと聴いておこうと思いました。しかしピアノだけになっても分かる白紙節すごいね。
11. 晴色アンブレラ
わたかんさんの好きなボッサ・ノーヴァだ!
ボッサ嫌いな人なんかいるんか?(突然のキレ)
いわゆるアップテンポなボッサですよね。サビのところどころの和声に、クレイジーケンバンドの「せぷてんばぁ」を感じて私は心が躍りました。おじさんなので。
V/RCさんの1stはいろんなジャンルの曲が放り込まれていて最高なのよ。私どっかで「快晴ドライヴ」の話もしようと思ってたんだけどしてないなまだ
12. サテライト
以前YouTubeで拝見したリリース時のラジオで、コンコードとサテライトが一緒に紹介されていたので、この2曲はなんとなく、私の中でもセットになって印象付けられている。
自分はハルモニアが異常に好きすぎる(それはつまり上田麗奈の「マニエールに夢を」が好きすぎるということ)ので、サテライトの締めでそのモチーフが現れたときに思わず拍手しちゃった経験がある。主題の回帰ってやつだよ。うわ~やられた~~